勉強方法のアドバイス

 

第1回「効率の良い勉強・悪い勉強」

効率の良い勉強法と効率の悪い勉強法

今回は真の実力をつける効率の良い勉強方法とそうでない勉強方法について、少しお話します。

勉強に対してとてもやる気はあるし時間もかなりやっているのだけれど、本質をつく勉強ができていないので、
やった割に効果が上がらない「作業になってしまう勉強」…そう、残念な勉強のやり方としてよくものを少しあげてみます。

ノートなどに一度まとめたものを、試験直前になってもう一度きれいに写しているような勉強方法。
暗記物であれば、覚えたかどうかの確認もせずに、ただひたすら同じ漢字や英単語を何回も書いているだけの勉強方法。
ワークや教科書をぼーっとながめて覚えようする方法。問題をやって、答え合わせもするのですが、そこまでで終わってしまう勉強方法。

どれもよく見掛けます。本人的にはそれが勉強だと信じて疑わない、何が悪いのか全然気づかないということがあります。
頭ごなしに全然ダメとダメ出ししても逆効果になることもあるので、その対応にも気を遣いながら話すようにしてますが、なかなかこの勉強方法が直らない人が多くいます。自分でこれが勉強だ!と信じて疑わないので、なかなか変えることが難しいのだと思います。
本質をつく勉強とは、覚えていないことを覚え、理解できていないことを理解することです。暗記に関しては眺めるだけでなく、声に出したり、書いたりと五感をフル活用した方が絶対に早く確実に覚えられると思います。問題を解いたときは、答え合わせをしてから間違ってしまったところをきちんと自分のものになるように覚えたり、考え方を理解してもう一度やり直したりすることで、どんどん力が付いてきます。こういった学習習慣をぜひ身につけたいものです。

地味な勉強法ですが、何度も書いて覚える。大切な事だと思います。
「青ペンでやる方が覚えやすい?」という話もあります。

第2回「暗記が苦手な人たちへのアドバイスへ①」

間違った暗記の仕方その1:頭に入れることを重視する

暗記するってどんなイメージですか?「暗記=インプット」というイメージではないでしょうか??暗記というと「覚える」という印象がありますよね。実は、これが違うんです。暗記はインプットではありません。アウトプットです。「覚える」のではなく「思い出す」。脳の仕組みとして、思い出すことによって記憶が深く定着するんです。

暗記が苦手な人の多くは、ひたすら「見て覚える」という暗記の仕方をしています。

そこで、よく考えてみましょう。テストって思い出す作業なんですよね。覚えたことを、思い出して紙に書く。これがテスト。テスト本番ではアウトプットが求められるので、インプットだけでは不十分なんです。では、具体的には何をすればイイのでしょうか?それはテストを何度もすればいいのです。わたしは暗記するとき何度も何度もテストをします。自分でテストをする。見て覚える時間なんてほとんどなくて、見る前にいきなり自分でテスト。テストをすると、自分が覚えていないところを発見できます。そうやって、覚えるべきところをまずはっきりさせて、それから見て覚える段階に入るんですね。で、見て覚えるといっても一瞬だけ。一瞬見て覚えたらその1個だけすぐテスト。できたらまた次の問題の答えを見て、覚えて、すぐテスト。これを繰り返して3〜4個進んだら、また1問目に戻ってテスト。できなかったらすぐ答えを見て、覚えて、すぐテスト。1個ずつ見て覚えてテスト⇒3〜4個進んだら戻ってテスト!以下、これのループです。ひたすら繰り返す。できるようになったら、時間をおいて再確認。記憶に定着させるためには、「寝ること」も必要だといわれているので、翌朝に再確認するのも効果的ですよ。
次のアドバイスは時間と暗記についてです。

第3回「暗記が苦手な人たちへのアドバイスへ②」

間違った暗記の仕方その2:ダラダラ覚える

人間は時間を区切ることで能力があがります。このことは脳科学者の茂木健一郎さんが、「タイムプレッシャー」という言葉を使って次のように説明されています。
『勉強が苦手な人の特徴に、解けない問題などをだらだらと考え続けてしまうというものがあります。(…中略…)「タイムプレッシャー」を意識して勉強するということは、とにかく、これ以上早くできないという限界を超えて、さらに早くやろうとするかなり負荷の高い行為です。これを何度も繰り返すことによって、人間の能力はどんどん上がっていきます。』
時間を区切ると脳の力をフルパワーで発揮できるので、暗記する力も高まるんですね。覚えるときは時間を決めてダラダラやらない。そっちの方が時間も有効に使えるし言うことないですよね。
タイマーや時計などをそばに置いて集中してやる!次のテストに向けて工夫してみてください。

第4回「やる気」の出し方?
  テスト前の学校ワークや長期休暇中の宿題など、提出までの期間が長く分量が多いと、「始めなきゃ、やらなきゃ」と思っていても、なかなか「やる気」にならなくて、提出日直前に焦ったり……
直前に焦ってやるとやり方が雑になったり、とりあえず終わらせようとするだけになって、「勉強」になっていない「時間」の使い方になってませんか?
もったいないですよね。「計画的にしっかりとやりましょう!」とか言っても、その計画を立てる「やる気」もないのだから、困るんですよね。
では、どうすれば、いいか?
最初に計画など立てずに、始めやすいところから「とりあえず」手を付けてみるといいですよ。あまり気を張らずに一番やりやすいところから!始めれば必ず進みます。進む感覚があると、それまでの「やらなきゃ」という負担も薄れると思います。実際に問題を解くことや暗記することを始めることによって「やる気」も出てくるのです。「やる気」は始める前には、出にくいものです。具体的な行動になることによって、「やる気」も出てきますよ。

第5回「休憩」の取り方
  問題を解いたり、暗記をしたり、連続して長時間机に向かうのは大変だし、集中し続けるのは難しいですよね。集中してやらないと効率が悪いのは、当たり前ですが、集中するためには、休憩も必要です。でも、休憩をするとその後、机に向かうのが苦痛に感じることありませんか?これは前回の”「やる気」の出し方?”に書いたこととも関係するのですが、一回休むことによって、やる気を出すのが大変になってるからです。よく休憩する前には、「区切りの良いところまでやってから」という風に進める人が多いと思います。うまく気持ちをコントロールできて、休憩後すぐに勉強に集中できるのであれば、それは良い方法ですが、取りかかりづらく感じている人は、次の方法を試してください。それは休憩前には区切りの良いところまでやらずに、「休憩が終わったらここから始める」という状態を残しておくことです。そうすれば、休憩後「ここからやればいい」という風にすぐに取りかかることができます。ちょっとした工夫ですが、休憩後なかなか勉強に取りかかれない人にはお勧めですよ。試してみてください。

第6回「勉強の見える化①」
  「継続は力なり!」まったくその通りですが、なかなかそれができない!という人も多いと思います。それなので今回は、その「継続」をすこしでも長く続けられるようにする「勉強(継続)の見える化」です。
学校のテスト前に、計画表などを提出するように言われたり、ワークや勉強の進み方を表にしたりすることがあると思います。これはやった時間や範囲がわかって、自信につながりますよね。ただ、これを一年やり続けるの面倒になったりしませんか?もちろん続けられる人はこれをちゃんとやりましょう。でも、それが面倒だと思う人は、次の方法を試してみてください。
自分の一日の勉強時間の目標を設定して、それをクリアできた日にはカレンダーに〇をつけ、できなかった日はマイナス〇時間と書きます。余計にできた日にはできなかった日のマイナスを消していくようにします。そしてそのカレンダーは残しておくようにします。
「勉強してもいまいち成績につながらなかった、結果が出なかった~」そんな風に凹んだ気持ちになったりする時に、そのカレンダー見て、頑張った自分をほめましょう。

多くの生徒の皆さんを指導してきて、強く感じることがあります。それは、勉強に対する姿勢や、勉強してきた時間は裏切らないということです。もちろん、成績の伸びは人それぞれで、わりと短時間で結果につながる人もいますし、時間がかかる人もいます。ただ、頑張った人は必ずそれまでの自分よりも成長します。これは「必ず」「絶対に」です。それなので、勉強する気持ちを意識して持ち続けてほしいです。
凹んだ気持ちになったり、イライラしたりした時に、自分の努力の跡を目に見えるようにしてき、気持ちを奮い立たせるのは効果的ですよ。


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